無料版『ChatGPT・Copilot・Gemini』比較!使い倒してわかった違い・リミット回数・注意点・使い方のコツ
2024/11 更新「Copilotの回数制限がなくなってました!」
WordPress(ワードプレス)でオリジナルテーマを使って運用しているサイトがあるのですが、Webデザイナーなのでフロントエンドは問題なくても、バックエンドの作業、特にPHPで複雑な機能を追加する時、結構時間がかかってしまうんです。
そんな時、今まではプログラマーの方に相談したりして進めてきたのですが、ちょっとAI使ってみるか。ということで『ChatGPT・Copilot・Gemini』を使って作業してみたのですが、なかなか一筋縄ではいかないですね。。
ただ、上手く使いわけたりクセを把握すれば、有効に使うことは可能!です。
ということで、今回は「無料版『ChatGPT・Copilot・Gemini』比較!使い倒してわかった違い・リミット回数・注意点・使い方のコツ」です。
目次
『ChatGPT・Copilot・Gemini』の違い
1 ChatGPT|OpenAI
『ChatGPT』(https://chatgpt.com/)
特徴としては、人間味はあまり感じません。というより、ないですね。一番ロボットくさい、という感じです。
ですが『ChatGPT4.0』が使える様になって、『ChatGPT3.5』と比べるとかなり優秀になったな。と感じるようになりました。
ただ無料版では『リミットが10回』程度、その後は3,4時間使えなくなります。
注意が必要なのはこの後なんですが、「画像を見てもらった方が、デバッグでは早いかな。」と思って、Chromeの検証画面を2,3枚アップしたら、、、
GPT-4o. の Free プランの月次制限に達しました。
このチャットには添付ファイルがあるため、続行するには GPT-4o が必要です。制限が 2024年8月19日. にリセットされます
と、なんと18日?の制限がかかってしまいました。。。
『月次制限』なんてあるの?って感じですよね。
↓は実際のスクショです。
これはびっくりと言いますか、どこにもこんな情報なかったので『もう少しで解決!』となっていた時にこのリミットが2週間以上という長期間でかかっちゃったので、ちょっと凹みました。
この相談をしてたのが、2024/8/2くらいだったので(履歴で日時の詳細の記載はなし)だいたい18日ですよね?1週間単位でもなく、キリのよい10日間とかでもなく、なぜ18日くらい?なの???
この前にめちゃくちゃやり取りしまくって、3時間前後のリミットが4・5回かかっていたのでそれもあったのかもですが、画像を2,3枚まとめてアップしようとして速攻でこうなったので、多分画像なのかな?と思っています。
ということで、注意点としては
注意点
- リミットは10回程度のやりとりで、2,3時間のリミットがかかる。
- 画像を2,3枚あげると、18,9日のリミットがかかる。
- プログラミングのやりとりは、英語での回答が多くなる。
ってことでしょうか。
これを分かった上で有効に活用するには、
使い方のコツ・対策
- 質問や問題点を明確にする。
- 10回で完結できそうな状態に小分けにして質問する。
- 画像は使わないようにする。
このようにすれば、かなり有効に使え、求めている回答が得られるか思います。
追加情報1
注意点でも少し記載しましたが、プログラミング系のことを尋ねると日本語で質問しても『50/50』くらいの割合で、英語で返ってきます。だいぶ改善されたようではあるのですが。
今回も日本語で質問したのに、英語での回答が結構きました。『日本語で答えてくれる?』と追加すると一回分を消化してしまってもったいないですのでそのままスルーしてやり取り続けましたが、英語苦手な方は最後の一文に『日本語で回答してくださいね!』と一言入れた方が良いかもですね。
追加情報2
『GPT-4o. の Free プランの制限』についてChatGPTに直接聞いてみたところ、
GPT-4のFreeプランには、いくつかの制限があります。これらの制限は、使用状況やサーバーの混雑度、OpenAIのポリシーに基づいて調整されることがあります。具体的な制限や解除の基準については公開されていないため、以下は一般的な情報に基づく推測です:
リクエスト制限: Freeプランのユーザーには、一定の時間内に利用できるリクエストの数に制限があります。この制限は、サーバーの負荷を管理し、全ユーザーに公平にリソースを分配するために設けられています。
アクセスの制限: 高いトラフィックやリソースの需要があるときには、Freeプランのユーザーに対して一時的なアクセス制限がかかることがあります。このため、数時間の間にアクセスできない場合があるかもしれません。
優先順位: 無料プランのユーザーは、通常、有料プランのユーザーよりも低い優先順位でサーバーリソースを使用します。そのため、サーバーが混雑している時に、無料プランのユーザーがアクセスできないことがあるのです。
アカウントの状態: いくつかの理由でアカウントに制限がかかる場合もあります。たとえば、規約違反や異常な利用パターンが検出された場合、制限がかかることがあります。
制限の解除については、サーバーの状態や負荷状況によるため、具体的な時間や基準は明確にはされていません。一般的に、サーバーの負荷が軽減するにつれて、制限が解除されることが多いです。
とのことでした。参考まで。
2 Copilot|Microsoft
『Copilot』(https://copilot.microsoft.com)
人間味のある回答と高度な回答がバランスよくミックスされた感じですね。
うまく質問や問題点をまとめると、使いやすい印象です。
ちなみに2023年12月に『Bing から Copilot へ変更』されたようです。
また、Copilotは「Open AI」とパートナーシップを結んでいるので、ベースはChatGPTのようですね。
OpenAI とのパートナーシップを通して、主に 3 つのテクノロジを Copilot に活用しています。まず 1 つ目はテキストを理解し生成する GPT-4。2 つ目は Code を理解し生成する力、そして 3 つ目はテキストの入力から画像を生成する DALL-E です。現在最新の DALL-E3 が提供されています。
「Microsoft Copilot 個人のお客様向け機能の紹介」より
ただ、一つのトピックでやりとりできる回数のリミットが『5回』と少ない。ちなみにログインしない場合は4回で、ログインしていたら5回のようですね。
また、一回のトピックで話していた内容は次のトピックには引き継がれないので、毎回このように『新しいトピック』を作り直さないといけません。ですので複雑な問題解決のために使うには、ちょっと注意が必要です。
ただ、リミットは『5回』と分かった上で質問していくと『短い回数でどう質問したら効率的に答えが得られるだろう。』と考え、反対にこちらにとっても良い勉強、また常日頃からそういう思考回路や言葉のチョイスができるようにもなるので、こちらも鍛えられれよいのかな。と感じました。
注意点
注意点としては、やっぱりリミット回数が5回だと、すぐに制限に達してしまいます。
次に新しいトピックで再度質問を続けられる様に『メモやスクショ』は
ちなみに、質問がこのように『さっき話した続きだから向こうもわかってくれているはず』ということを前提で話すと、トンチンカンな回答で返ってきます。
『おい!プログラミングの質問いっぱいしてた後のこの質問なのに、ハローワークって。。。^^;』
って感じですよねw
こういうことが結構おこりますので、人と話してる感じではありますが、あくまで『AI』と会話してる、と忘れない様にしないとダメですね。
使い方のコツ・対策
ChatGPTとあまり変わりませんが、
- 質問や問題点を明確にする。
5回で完結できそうな状態に小分けにして質問する。- メモ、履歴をとる。
という感じですね。
追記:2024/11/20
3 Gemini|Google
『Gemini』(https://gemini.google.com/)
こちらは2024年 2月に『Bard から Gemini へ変更』されたようです。
Bardの頃に比べるとだいぶ良くなった印象で、この3つの中では、一番『人間味のある回答』っぽいです。が、カスタマーサービスとかでマニュアル対応してくる方と同じような対応、と言った方がしっくりくるかもしれません。
『その気持ちわかります』とか『同じような回答を繰り返してしまい、大変ご迷惑をおかけしております。』とか寄り添って回答してくれている風ではありますが、とりあえず『マニュアル通りの対応』感は否めないですね。
そして肝心なプログラミングの相談に使うには、う〜ん。難しいなぁ。という印象です。
毎回一般的な回答と解決策を入れ込んでくるので、欲しい答えじゃないことがかなり多かったです。そして同じ一般的な回答を何回もぶちこんできます。
ですので毎回質問を丁寧にしているのですが、例えば、
『このコードは問題ないと思うのですが、何かおかしいところありそうですか?』
との文言にコードを添えて、最後に『ここにありますか?』と送るつもりが、コードだけ送信しちゃったので、すぐに『ありましたか?』と尋ねたのですが、、、
おいおい。ちょっと待てよ。と思い、思わず普通に以下のように答えると、
こんなことが何回も続くので、もういいや。と思い以下のように答えると、
こんななっちゃうんですよねぇ。。毎回とりあえず謝っとけって感じの謝罪が、余計にイラっとしてしまうのですよね。。
注意点
相手は人ではなく『AI』なので、そこは感情的にならずに、割り切って使う様にするのが一番ですね。
使い方のコツ・対策
簡単な質問をするには有効なのかな?と思いますので、
- 一問一答で完結しそうな質問をする。
- 話を続けてするには、一からきちんと話す。
- プログラミング等、難しい質問は控える。
という感じですね。
併用してうまく活用する
ですが、裏を返せば「質問が明確ではなかった」からそういう返答が返ってきた、ということでもあるかと思いますので、人と話す時以上に『丁寧に質問する習慣』を身につけて利用すれば、こちらの求めている以上の回答もしてくれますので、ちっちゃいお子さんに話してると思って、丁寧にわかりやすく、質問は完結に!を心掛けるとよいかもしれませんね!
あと、プログラミングに関しては、CopilotのベースはChatGPTのようなので、まずはChatGPTで質問しまくって、リミットがかかったらCopilotに質問。という形で利用するも一つの手かな。と思います。実際にそうしてます。
そんなわけで、まずは『質問や問題点を明確に』して、誰でもわかるような簡単な質問=複雑になりすぎない様にすることを心がければ、有効に活用できるかと思いますので、せっかく無料でこんな高度な技術が使えるようになったのですから、是非に有効に使って役立ててください!
『さっきの質問の続きで答えてくれる?』
と尋ねても、
『もちろんです!詳細教えてもらえますか?』
と、なんかツッコミどころ結構万歳な回答がいつも返ってきます。
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